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第5話 空の湯ペダル GoTo山形おいしい空港編(1)

  • 2020.08.19
  • 過ごし方

3月に出張直前でテレワークを言い渡された好一は、週に1度の出社以外はさいたま市の自宅でテレワークの日々。趣味のサイクリングで荒川CRを走ってはいるものの遠くには行ってない。なるべく遠くへ自転車で行きたい。しかも安く、短時間で(汗)。

そうだ、夏休みは空の湯から山形に行こう!

今年の夏休みは例年よりも長かった。13日までに帰ってくればお墓参りにも支障はない。

8日にマイカーで空の湯に行ってカプセルホテルで泊まり、9日に自転車で出発。4日間掛けて470キロ彼方の庄内おいしい空港を目指し、12日15:05発のGK776便に乗って帰ってくる。この便に乗り遅れると次の便は2日後の14日。失敗は許されない強行ツアーだ!

 

9日、6時に空の湯を出発。装備は普段のツールバックの他に小さなサドルバックが増えただけだ。中には軽いメッシュのスニーカーと予備チューブ、充電セットのみ。ロードバイクに乗る人は大概はサイクルジャージにレーパンだけの2枚しか着ていない。宿に着けば浴衣があるので旅行中はノーパンの変態生活なのである。夜に洗濯して朝までに乾かす事を繰り返すのだ。

本日は真っ直ぐ北上、水戸を抜けて久慈川沿いの矢祭町までの153キロ。

出だしこそ霧が深かったものの、時間が経つにつれて南風に背中を押され、快調に飛ばす。水戸を過ぎ常陸大宮で11時になったので昼食の為のレストランを探す。

朝食が早かったのもあるが、12時に近くなるとお客様が多くなるので早めの昼食。

コロナ禍においてはピークを避けるのが鉄則なのだ。

まあ、お店としても炎天下35度の中を自転車で走ってきた汗まみれのおっさんをピーク時に受け入れたくないであろう。

ロードサイドのハンバーグ店で栄養たっぷりのランチをとったら、最初の目的地の袋田の滝までひとっ走り。

 

袋田の滝に到着すると駐車場は大混雑。まあ、そこは自転車なんで一番奥まで行って川沿いのフェンスに駐輪。しばらく歩いた先にあるトンネルが袋田の滝の入口である。さすがに町営だけあってコロナ対策はしっかりしている。検温にアルコール消毒、ソーシャルディスタンスを守って並び、大人料金300円で入場。トンネルを突き当たりまで進むと展望台行きのエレベータがあり、これに乗ると上から滝を眺めることができる。

 

袋田の滝は日本三名瀑のひとつに数えられ、高さ120m・幅73mの大きさを誇ります。滝の流れが大岩壁を四段に落下することから、別名「四度(よど)の滝」とも呼ばれ、その昔、西行法師がこの地を訪れた際、「四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣味わえない」と絶賛したことからとも伝えられています。

だそうである。

初めて来た好一にその良さがわかるわけがなかったが、熱中症寸前の体に滝の水しぶきが心地良かった。

水しぶきとマイナスイオンで元気を取り戻した好一は再び自転車に跨り、本日の目的地である矢祭町へ向かった。矢祭町は平成の大合併の時に「合併しない宣言」をした町で有名らしい。福島県でありながら茨城県の経済圏だ。まあ、つまり特にこれといった特徴がない町である・・・(ごめんなさい。)

 

少し戻ってR118を通ればなんてことは無いのだが、同じ道を引き返すのが嫌いな好一は来た道と反対の県道195号を通るルートを選択。後にこの選択が旅全体に大きく影響を及ぼすのだった。

 

滝を出てすぐに8%勾配の登りになった。140キロ走っている好一にとってはこれはキツイ。やっとトンネルと思ったらダラダラと上りが続き、なんだかんだで320mも登らされた。清澄寺までが305m(千葉県民のモノサシ)だからそれよりも高い。名も無き山に苦しめられながらもなんとか目的地に到着。既に足はボロボロ。右膝と右アキレス腱、左臀部が痛い。

ホテルは田んぼのど真ん中。一応、温泉地なので夕食は近くの居酒屋で・・・の予定だったが周りには何もない。予約制の館内レストランに無理やりお願いすると17時30分なら空いているらしい。残り1時間、動きがナマケモノ並みの好一にとってそれは温泉を堪能するに十分な時間ではなかった。浴衣に着替え、温泉に入ると、食事も早々に明日の準備に取り掛かる。この時になってこの施設にはコインランドリーがない事が判明(調査不足)。辺りはすっかり暗くなってしまったが、駅向こう側にある町で1件のコインランドリーに向かって自転車で走る羽目になった。着替えを持たない好一はもちろん浴衣ノーパン。しかし、歩行者ゼロ。昼間とは違う、ある意味爽快なライド。コインランドリーに着くと、動いている機械はあるものの、無人で一安心。洗濯が終わるまで40分。隣のコンビニでビールとおつまみアーモンド、チーかま、補給食のカロリーメイト、湿布を購入。

コインランドリーに戻ると洗濯終了まで後30分。テーブルにおつまみを広げ、缶ビールを空けてやっと一息、「ふうー」。昼間の疲れが一気に出た。

 

店内は洗濯の音だけ、回転するドラムはさながら催眠術師のように瞬く間に好一を眠りの世界に連れて行ったのだった。

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